2017年08月12日

とんぼ玉職人組合【雷神宮賛社中】工房たより。◎1962年…マウント・バーノン工房!。

ニューヨークはマンハッタンで創業した【ヴィンセント・バック】社。


1928年から1953年まで《ニューヨークのブロンクス》に製造拠点が御座いました。


そして1953年から1965年までは同じくニューヨークの《マウント・バーノン》に工房を構えて居たそうで御座います。



いよいよ会社がメジャーの仲間入りをした1965年からは、インディアナ州の《エルクハート》に会社工房を移して製造を始めるのですが、このインディアナ州の「エルクハート」で製造された以前の楽器はエルクハート製造の楽器と区別するために総じて【ニューヨーク・バック】と呼ばれてるそうで御座います。皆さんはご存知だと思います。


そして、まだまだ細かく分類する事もあるそうで御座いまして…厳密には楽器のベル部分にある刻印に「NEWYORK」とあるのは【ニューヨーク・バック】と呼び、「MT.VERNON」と刻印が有るのは【マウント・バーノン・バック】として分類するのがプロの正しい見分け方だそうで御座います…細かァ〜!(笑)。これはご存知でしたか…?あたしゃ〜知りませんでした(笑)。



で。ワタシ個人的にはその《マウント・バーノン》工房製造(1961年)のVバック・ベーストロンボーン【50B】と、同じく付属のマウスピース【1ハーフG】を国立音大学生時代から「高橋達也&東京ユニオン」時代にかけて長らく使っておりました(1961年から1976年)。



そして今は名古屋に住まい、名古屋の「ドルチェ楽器」に出入りしてスタッフの皆さんと仲良くさせて頂いて居ますが…たまたま、その徒然の話の中でのマウスピースの話で盛り上がったおりに、ドルチェさんからの情報として有名な【Willie's】の中込君の山梨工房に、マウント・バーノン時代の「1ハーフG」サイズのベーストロンボーン・マウスピースの子細な実測『サイズデーター』が有る!


…そして、そのデータを元に「復刻再製版マウスピース」なるものを造る事が今の技術で可能である!…との嬉しい信じられない様なニュースが飛び込んで来たので御座います。


ウイリーズ社長の中込君とは国立音大先輩の細洞さんがプロデュースする「飛騨トロンボーンフェスティバル」や「八ヶ岳トロンボーンフェスティバル」に参加した際に親しくなりまして顔馴染みだったし、彼の工房のマウスピースも一本持っても居るご贔屓様でも御座いました(笑)。



しかし、あたしゃ〜!長年この「マウント・バーノン」製のマウスピースは探し続けて居たので御座いますよ。


で、渡りに舟!…冷やし中華に「辛子」!焼きナスに生姜!(笑)で御座いまして…藁をも掴む思いで早速注文したのは当然で御座います。



そして某月の吉日!…ついに尾張の我が猿Bb工房に待ちに待った「マウント・バーノン復刻版」のマウスピースが新たな刻印【Q1-1/2G】カスタムとして、金ピカ状態でやって来たので御座いますょ!


『お祝いだァ〜!』と早速歓迎の宴を盛大にひらきましたよ。


時期も時期!地元に近い清流長良川で捕れた「鮎」を買って来て「鮎の田楽」作りで御座います。


西京味噌(白)と八丁味噌(黒)を混ぜて合わせ味醂で甘口にしてたっぷりと付け火で炙ります。酢どり生姜を添えて先ずは鮎の田楽の出来あがり〜ぃ!。

お付けの口直しは「小なすの蓼漬け」を作り江戸風にまとめました!…季節感たっぷりの「祝膳」と致しましたよ(笑)。しかし、田楽炙り鮎。美味しかったス!



…その祝い膳で盛大に迎えたマウントバーノン復刻版マウスピース衝撃の再会?…から二ヶ月余り。


アタシのtrbの【質…たち…】が決定的に変わりました!。


マジ。手前味噌でも八丁味噌でも(笑)…自画自賛でも自我手愛?でも…まぁ、何でも良いですが、猿Bb工房のQカスタムトロンボーンがまるで違う【トロンボーン】に変身した様に鳴るので御座います(笑)。無茶苦茶調子良いのです。


いゃ〜!10年前に約40年振りに楽器を再開吹き始めて以来久しぶりに味わう自己満足感!こんな時が来ようとは想像だにして居ませんでした。


原因はこの復刻版マウスピース以外に考えられません!


ドルチェ楽器様のお陰!
中込大明神様のお陰!ウィリーズ様!のおかげ!マウントバーノン様!のお陰で御座います。(笑)。



一番印象に残る時代の馴染んだ「マウスピース」。


確かに復刻再製物では御座いますが、昔のQちゃんの【音】をこのマウスピースで身体が思い出させてくれてたんですねぇ!感謝で御座います。
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posted by ueda at 07:49| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
師匠、本当にようございましたね、ばしっとくるマウスピースに出会う事ぐらい気持ちの良いことはございませんね。最初はばしっときたと思っても1週間もすると「???」になってしまうピースが蔓延する昨今、それほど長いこと調子がよくなり続けているということはほんまもんの本物ですね、お祝いしてしまう気持ちがよく分かります(笑)。

中込氏の製造技術、製造精度の高さはしゃれになりません。ウィリーズと浜松のあの方(名前を失念しました)と、日本はマウスピースも楽器もきちんと作られる方が幾人もいらっしゃる。素晴らしい事です。

えっと、Q1始まりってことは今後、Q2/Q3の計画もあるんですか?あっ、テナー用のピース、40H用に作って頂くなんてことを。。。


  S
Posted by ST at 2017年08月12日 13:54
トップシークレット!が簡単に見破られてますね(笑) ミッドウェイ作戦然り、山本元帥の闇討ち然り。 こちらの行動や暗号がボストンに筒抜けですネ(笑) 40H様が晴れて正式に猿Bb工房の所属になった暁には、山梨の中込工房に40Hを直に持ち込んでリードパイプに合わせたシャンクの6ハーフサイズのマウスピースをオーダーする計画でおりました。これはまだ現場聯合艦隊内で計画中であり軍令部の許可はとれて内状態。この時点でもう最高機密が漏れてる!ボストンには最高レベルの傍聴機関があるのでしょうか(笑)。
Posted by 師匠 at 2017年08月12日 16:55
隠せるもんじゃぁございませんぜー師匠(笑)。


  S
Posted by ST at 2017年08月13日 00:55
盟友のmsさんと良く話題になるのですが…良く聞く話として「何々先生が使ってるから!」とか「あの、何々さんがお薦めの楽器だから!」とかを判断基準にしてるアマチュアミュージシャンがなんと多い事か!こう言う話で御座います。これを素人相手に「楽器屋」がやってるのはもう許せません!ばか野郎!で御座います。何々先生がどんなものかは知りませんが(笑)先生は相当のキャリアもありましてアマチュアの皆さんとは明らかに違うので御座います。その先生が使ってる「マウスピース」だから!と商売にしたいのでしょうが、それは楽器屋さんとしては禁じ手で御座います。例えば今回のワタシが手に入れましたウイリーズの「Q1-1/2G」カスタムで御座います。これはワタシにと100点満点のマウスピースで御座います…がワタシの弟子には特段薦めては居ません。勿論ウイリーズの中込社長の工房のポテンシャルの高さは話してありますが(笑)。それとワタシが惚れ込んでるマウスピースが【全てのベーストロンボーン奏者】に適合する!との話では無いのです。ワタシが首を傾げるマウスピースが貴方に、悩める貴方に最高にフィツトする事だってあり得るからです。「誰々先生のお墨付き!」有名な「誰々さんが使ってるから!」…こんな馬鹿げた話や宣伝には、よゐこの皆さんはひっかから無いで下さいネ! ガセネタだと聞き流して下さいね!長くなりました(笑)
Posted by 師匠 at 2017年08月14日 18:44
最近似た様な話をよそでしていました。

十人十色、楽器やマッピは人それぞれ!学生時代、細管の楽器に6半以上大きいマッピを使う人を見て「どうしたいんだろう」と首をかしげていたことも、自分はありました(笑)が、適性は本当に人それぞれ、それもニーズや練習量で変わって来たりもします、ひとつ所にぼんやり佇んでいて良い問題ではないですから。

これは多分意外に多いケースだと思うんですけど、わたしは練習量が増えるとマッピの好みがどんどん変わってきます。大体の場合、練習量が増えるとマウスピースが大きくなります。なんでかは分かりません、その時その時に必要なものを追っていくと、大きくて深い方に変わっていきます。そこから練習量が減ると、その大きさが維持できなくなります。

一人個人の中でも変わるものなのに、「先生が使っているから」という理由で楽器やマッピを選んでいると、弊害が出てきますよね。楽器屋さんはまぁ商売ですから必死でしょうから(笑)あれですけど、それに乗ったらいかんということでしょうねぇ。


  S
Posted by ST at 2017年08月15日 12:54
現役時代はまるでアップしなくても即戦闘態勢に入れました。それが今では丁寧にアップする時間の無い時とか、全く音出せない環境の本番は…終わる頃やっと調子よくなります(笑)。空冷エンジンから水&液冷エンジンに積み変わった状態です。「練習量が増えるとマウスピースに変化がでる!」 それはワタシのこんな状態と似てませんか(笑)。ワタシはマウスピースが変わる程変化は有りませんが…ダイナミックレンジが広くなら音質も良くなりますね。問題は「スタミナ!」これはマウスピースでは何ともならないですよね(笑)。スタミナ無くなりました。
Posted by 師匠 at 2017年08月16日 16:46
師匠

自分は、学生時代からウォームアップらしいウォームアップをせずにいきなり席について吹き出す習慣があって、いつも「一曲目、2曲目がウォームアップ」とかとぼけた事を言っていたら、アメリカに来てしばらくした頃に完全に崩壊して2年近く一発も音が出ませんでした。師匠、ウォームアップは現役だろうと退役だろうと素人だろうと達人だろうとやらないといけません、20年、30年のスパンで見たらどこかで潰れます。

以前にも話題に上ったかもしれませんが、トランペットの名手、ドク・セバリンセン氏は、1日14時間ぐらい練習するそうです。そのうちウォームアップと基礎練習が8時間(笑)。90歳になられた今でも超現役です。ウォームアップ/練習をきちんとする習慣のないプレーヤーは、一時名人と言われるほど凄くなっても下降速度が早い。フレディーハバードやなんかがいい例ですね、あの方はコカインもか(笑)。ケン・セルベンカ、マイルス。トロンボーンだとワトラス氏とかあんまりウォームアップに時間をかけないというか、しないことに命かけてたというか(笑)。フィル・ウィルソンとかもじっくりウォームアップするタイプではないですが、お二人とも晩年は長靴に水が入っちゃったみたいな音になってます(笑)。


  S
Posted by ST at 2017年08月18日 09:19
おはよ〜御座います。尾張地方は只今警報が出る程の大雨降ってます!旧約聖書のノアの方舟が来るのでしょうか?今年の夏は日照時間少ない夏になってます! そうですね。アップの大切さ!練習の必要性!このコメントをよゐこのトロンボーン吹きが見て参考にしてくれると良いですね!アカデミックだわ(笑)
Posted by 師匠 at 2017年08月18日 09:32
あ、というわけですので、師匠のように丁寧にウォームアップするのは非常によろしいです、というお話でした(笑)。


  S
Posted by ST at 2017年08月18日 13:03
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